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院長挨拶

院長挨拶
私が獣医師を志すようになったのは、小学生の頃です。虫や動物が大好きで自然と生物に関わる仕事がしたいと考えるようになりました。つきなみですが、その頃飼っていた犬や猫などとの死別があり、何もできなかった苛立ちが獣医師への道へさらに突きすすめてくれたのだと思っています。
獣医師免許を取得したころ、動物病院はまだ血液検査やレントゲンを撮れることですら最先端の時代でした。病気はフィラリア症などの伝染病が多くを占め、治療の多くをその治療や病気の蔓延の予防などに費やしてきました。その結果、今ではペットたちの生活環境の改善や予防医学の発達により、その多くが寿命といわれる年齢まで私たち人間と生活を共にすることができるようになりました。ペットの病気は現代の人間と同じような癌や心臓病などの高齢化に伴う疾患や不適切なブリーディングによる先天性疾患が増えてきています。このような病気に真剣に向き合うためには高度な医療、設備が必要となります。CTやMRI、がんに対する放射線療法といったような設備を整えている動物病院も増えてきました。また大学病院や他の二次診療施設も充実し、人間の医療に遜色ないくらいの医療を受けることができるようになっています。

私自身もこのような時代の波の中で、飼い主さんの望む限りはあきらめずに病気と向き合っていくという姿勢で今まで、そしてこれからもやっていくつもりではいますが、健康保険制度のない動物高度医療には高額の治療費がかかり、何にもまして飼い主さんの心と肉体的な負担が強くかかります。その中でペットを亡くした飼い主さんの中には「こんな大変な思いをするのだったら、もうペットは飼いたくないわ。」といった言葉をお聞きすることがあります。私にとってこの言葉は非常に心に重くのしかかる悲しい言葉です。そして、飼っていたペットにとってもとても悲しい言葉でしょう。なぜなら私は少なくともペットを飼い、ともに生活していくなかで、ペットが人間の心の支えとなり、時には苦しい時に助けてくれること、その素晴らしさを知っているからです。長ければ15年以上一緒に生活を共にしてきたペットに必ずやってくる避けられない生物の「死」という場面で「この子を飼っていて本当に良かった。」と思っていただけるように日々、動物医療に向き合っていきたいと考えています。そして、いつの日か、満面の笑みでまた新しくペットを抱いて訪ねていらしていただいた時が、私にとっての獣医師として最大の喜びであります。

  「治せる病気は必ず治す。治せない病気はペットと飼い主さんを苦しませない。」

これが私の動物医療に対する考え方です。
足立どうぶつ病院 院長
足立衞紀